しかし昔から男の三道楽と言えば、飲む、打つ、買う、と相場が決まっていた、飲むとは酒を飲む事、打つとは博打をする事、買うとは女を買う事を言う、今では死後の言葉に近い、この三道楽で家をつぶしたり、会社をつぶして、夜逃げまでした話はよくあった、道楽と趣味の違いは、私は道楽とは物を持たずに、金を使って飲んだり、打ったり、買うたりするもので、趣味とは少し違ってくる、どちらも遊ぶ手段である、「近年は男も女も無いが」しかし世間は男性に対してどんな趣味でも道楽と言う、反対に女性に対しては趣味と言う、言葉の差別に成っているように思う。
趣味の幅は広い、物集め、旅行、車、書画骨董、ポート、ヨット、スキー、釣り、山登り、狩猟、ビデオ、スノーボード、パラグライダー、キャンプ、バイク、芸事、近頃ではPCも入るのか分からないがとにかく数え上げると切りが無い。 |
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とかく趣味にはその趣味の集まり団体があり、団体の無い趣味は道楽に入るのではないだろうか、又趣味は道具を持ってそれを使って行う事が多い、ここが道楽との多いに違うところだと思う、私はOOOの道楽をしていますと言う人はいない、言うなれば私の趣味はOOOの趣味をしていますと言う人が多い、世間の人はあの人は道楽が過ぎて(博打で身上を潰したとか、女に入れ揚げた挙句に女房と喧嘩して別れてしまったとか)と言うが、自分より言わないのが常である、一時コマーシャルで私は「小指を立てて」此れで会社をやめました、なぞと宣伝していた事もあったように思う、何はともあれ私は道楽はしていないと思っている、「自分の言い分」ただし趣味は若い頃よりいくつかしているし現にヨットにも乗っている、世間は、あんたはヨット道楽やなーと言う。あんたの趣味はヨットやなーとは言わない、ところが面白く感じる。 |