阿波踊り&小豆島 
                                                   
                平成21年8月12日〜17日 
昨年に続き、今年も徳島へクルージングと言う事に成りました。
12日午前10時にもやいを解く、風助丸「クーパー」と我が艇の2艇です。行き先は、昨年同様、淡路島の津名港。風助も私もシングルです。今回は新しく交換した、オッパイヘルムでなく、X5のオーパイの
シェークダウンを兼ねての航海です。
桟橋では、岡本さんと、金子さんの見送りを受けて、一路赤灯を左舷に見て進む。天候は晴れ。
エンジン回転2,500。見かけの北北西の風12ノット。赤灯をクリヤして針路270度。リーチングで艇速6,7ノット。対地速度6,4ノットで波はなく、静かなものです。
10時30分、沖合いには底引き網、漁船が数十艇で操業している中を進んで行く。潮も止まっているのか。艇速、対地速度も同じく6,5ノットで滑って行く。11時45分。風が落ちて、見かけの風が8ノットになった。ジブを巻き取る。
12時持参して来た、トロロ蕎麦を食べて、GPSを見ると、津名まで後14マイル地点。艇速は6,2ノットです。12時25分ほのぼの艇の河田さんより携帯電話。今、瀬戸大橋下を通過しているが、流れ物が多い、其れに当たったのか、トラブル発生。動向艇に牽引をお願いして、高松マリーナーに向かうと、連絡がありました。台風の影響で流れ物が多いらしい。無事を祈る。
風が完全に西に触れて、風速14ノットになる。12時45分エンジン回転2,000に落とす。対地速度5,8ノット。1時20分風が上がってきて24ノットに成った。対地速度も6,4ノット。艇速6,2ノット。そのまま進んで行きます。、海光丸の若林さんが洲本で、閉じ篭りの4日間していたので、此方に来ませんかと、
電話したところ。都合によってはと言う事です。
私達が港に入ると、すでに若林さんが先に津名港に到着していて、もやいを取って貰いました。我が艇の到着時間は2時30分。ログメーター26,マイルでした。続いて風助丸も到着です。早速風助さんが、明日の徳島阿波踊りレースに備えて、船底掃除。4時頃、奥土君が子供を連れてやって来た。
5時過ぎに、若林さん、風助さん、奥土の長男「アスカ」と私の4人で津名ハイツのお風呂へ行きます。
帰り際に、奥土君が車で迎えに来てくれる、何時もよく行く、うどん屋に到着。何時もの天重セットで満腹でした。
13日海光丸が5時前に出港して行った。我々は6時に出航する。ふと見るとファミリーが入港して来た。
奥土君一家が早朝からお見送り。又奥さんが弁当を作ってくれて、頂きました。容ちゃん、おおきに。
港を出ると波が悪い。エンジン回転2,500。見かけの風17ノット。南風が前から吹き込んでくる。セィルが利かない。針路176度友水に向かう。6時30分エンジン回転2,200に落とす。潮に乗って対地速度6,8
ノット。艇速6,2ノット。
7時海光丸さんより電話。津名を出た処、波が悪いので一旦洲本に入ったと言っている。此方は現在風も落ちて波もなく、潮に乗って今洲本沖です。と伝えると、それでは此方も再度出航しょうかなーと、言っていた。サントピア沖に差し掛かると、完全に風が落ちて、風見が回っている。
霞が掛かって視界が悪い。7時30分成ヶ島の暗礁の灯台を右舷に見る。対地速度上がって来て7,5ノットになった。風助丸も少し後ろを走っている。8時ジブを展開する。友水に差し掛かると大きなうねりが出だした。うねりを一つ一つ越えて行く。
沼島方面に針路を転進。漁船が数艇いる。8時45分風が落ちてジブを巻き取る。9時5分、左舷に沼島を見る。対地速度6,2ノット。艇速も同じ。風が落ちた。徳島沖ではレースの真っ最中。其れを左舷に見ながら今切港の赤灯台に針路を取ると吹きさんが、岡ちゃんの釣り船で迎えに来てくれた。
浅瀬を誘導してもらい。11時15分今切港内の川口漁港に到着。ログメーター31,9マイルでした。
続いて風助丸も到着です。
既に和歌山のフラッパーの田中さんさん達が既に到着していた。我が艇に続いて、ブルーラグーン島田さんも到着した。今朝頂いた、奥土君の奥さん手作りの弁当で昼食です。美味しかったです。
しばらくして海光丸の若林さんも無事到着です。車で土井さん、コウキ君、西川さん達が到着。明日のレースに備えて風助丸の荷物降ろしに掛かっている。はやどり艇も到着です。
ひよこさん、スクーターで、どちらへ散歩ですか・・・。
4時前に参加者は、マリンターミナルへ、午後4時より阿波踊りヨットレースの前夜祭及び艇長会議に加です。明日に備えてのコースの説明です。師匠丸が遠来賞を貰ったらしいです。

私は、師匠のヨットヤマハ25マークUの手助け乗員で急遽乗り込む事に成りました。先ずは艇に行き、フォーアガイを通し直し、積んで来た、スピーポールをセット。明日の乗員で港内でスピーを上げる練習を二回しました。その後スピーンハリヤードのスナップシャツクルの取替え等を済ませ、ババーホーラーも積み込んで、準備も終わりました。
田中さん達が今夜は徳島へ阿波踊り見物に行きました。私達は、5時過ぎに川内温泉より迎えのバスに乗って皆さんで温泉と夕食です。その後は、港で二次会でした。
14日は徳島阿波踊りレース、私は今回、師匠のヨットの手助けで舵取りクルーです。
7時に、風助丸共々出航です。新町川にて昨年同様、パレードに参加です。
その後はレース海面に移動。程よい風に恵まれて、全艇一声にスタート。私達はスターボでラインを流してスタートの合図と共にポートへタック。しかししかし、この一回目のタックにジプシートがブロックの溝より外れて詰まってしまい、タックが出来ず。随分と時間を費やしてスタートに乗り遅れました。
我々よりも後のヨットも数艇居ましたが最後尾よりのスタートと成りました。
第一マークまで、ポートで。タックを返してマークを回航し再度ポートで進んで行く、再度タックを返してスターボーで、進むこの2度のタックも、もたついて思うように行かなかった。第二マークの回航は、失敗も無く完全なものでした。
そのままポートで進んで行く、先頭の回航組のスピーンを上げたヨットを2〜3艇眼に入った時に。
バーンと大きな音と共に、フォアーステーがティラーを持っている私の目の前に飛んで来た。
見るとタンバックルの下側のネジが破損している。ジブを撤去して、リタイヤ。残念です。
乗員には怪我も無く、不幸中の幸いでした。一番先に港に帰ってきました。
和歌山のフラッパー田中さん達は、新川で観覧後、日和佐へクルーズに出航したようです。川内漁港に帰って来てくれば、キャンモア艇も入港していた。しばらくして、関空に泊めているCadeauDeLaMer の松本さんもやって来ました。川内漁港も賑やかになります。
夕刻の6時頃にタクシー2台に分譲して両国の演舞場へ。到着すれば、懐かしい顔ぶれがちらほらと見受けられます。カロリーヌの小島さん夫妻も、久しぶりの阿波踊りレースに参戦と言っていました。
皆さんで両国でヨット連で踊りまくりです。海光丸の若林さんも、踊る阿呆に成りました。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊りゃなソンソン。ヨッセー、ヨットセー。
その後皆さんで、記念撮影をして、後一箇所踊ってタクシーにて川内温泉へ、汗を流して少し遅い夕食です。港では少しの時間の二次会でした。
15日海光丸の若林さんは一足早く7時に出航する。ブルーシーガルと風助丸は8時15分に出航する。
同時に全艇出航です。エンジン回転1,900。対地速度5,4ノット。艇速5,2ノットで波も風も無い。
海光丸、風助丸、ブルーシーガルは小鳴門を通過する。ブルーラーグー、キャンモア艇は淡路島の富島へ鳴門を通過。カドさんは関空へ。私も小鳴門は20数年前に通過しましたが近年は鳴門通過が当たり前と成っていた。小鳴門は漁船や小型貨物船の往来も激しいが今日はお盆で静かでしょう。青灯台を左舷に見て赤灯台を右に見る、磯よりに針路を取って進んで行く、エンジン回転2,200。随分と様変わりをしている。今日は静かな小鳴門です。
北泊港前を通過して、前方11時の方向に、先に出航した、海光丸発見。私と風助丸は一路高松マリーナーへ。海光丸は引田漁港へ。10時エンジン回転2,200。北西の見かけの風6,7ノット。対地速度6,5ノット。艇速6,3ノット。電話にて、ほのぼの艇、ウエルカム、ラピターの三艇と島田さん達が富島の桟橋で合流し盛上がっている様です。今夜は、いちろうで大宴会と言っていました。
津田沖に差し掛かる頃、流れ物が多くなる、オーパイでは無理と、風来坊さんがラットを握っていましたが沈んでいた流れ物に乗り上げて、二度ほど材木を引っ掛けてドンと大きな振動が有りました。11時50分、風が北東に変る、対地速度6,6ノット艇速6,5ノットで進んで行きます。お昼にドンベイを食べてのんびりムードで航海です。1時30分。対地速度7,3ノット。艇速6,3ノット潮に乗って進む。
屋島の瀬を通過し、高松マリーナーへ。午後3時00分に到着。ログメーター41マイル。
係留したものの北風が上がり波が打ち込んでくる。
停泊地を変える事にして再出航です、高松本港の東にある船溜まりへ移動する。この舟溜まりも10数年ぶりで、倉庫もなくなっていて、岸壁も美しく整備されていた。到着4時ログは1,5マイルでした。船溜まりでは師匠ご夫妻が待っていて、師匠自慢のうどんの差し入れを頂きました。
早速四人でおよばれです、美味しかった、師匠おおきにでした。5時過ぎにコインランドリーも有る吉野湯へ汗を流して、一休みその後は商店街の角にある飯屋へ満腹になり帰って来ました。
16日眼が覚めると風助丸が出航していた。彼たちは昨年同様大崎下島へ。私達も7時30分に舫いを解く。天気は薄曇です。エンジン回転1,500。東の風7ノット対地速度4,3ノット艇速4,5ノットゆっくりと港を後に屋島の瀬へ進む。8時30分本船航路に変針する。少し波が出て来た。その後はタックタックで進んで行き池田湾に入り込むと、波も穏やかになり、対地速度も6,6ノットに上がります。フェリーを交わしてふるさと村の桟橋へ。
到着時間、10時10分。ログメーター18マイル。到着を届けて小休止です。12時少し過ぎに海光丸の若林さんが入港して来た。三人で師匠に貰ったぶっ掛けうどんで、腹ごしらへ。美味しかった。
その後は、素麺の製作や美術館を見学し第三十二番、愛染寺。本尊は愛染明王、縁結びの仏で良縁を求める男女のお参りが多いとのことです。
少し早めの5時にバスで迎えに来てもらう。汗を流して一息入れる。窓から眺めると夕日が美しい。定食を食べてヨットに送ってもらいました。電気があるので、少しテレビ鑑賞してお休みです。
17日午前6時50分、若林さんに舫いを外してもらい出航です。お見送り有難う。
又逢う時まで元気でと言葉を残してエンジン回転2,600。薄曇。艇速6,8ノット。対地速度6,9ノット。池田湾を後にする。本船航路の近くまで進む。8時05分、小豆島大角鼻沖通過。対地速度6,9ノット。艇6,9ノット。見かけの風18ノット前から吹いてくる。9時15分、風が落ちてジブを巻き取る。波も無く静かに進んで行く。お日様が少し顔を出して来た。11時25分対地速度7,7ノット艇速7ノット。風速見かけで8ノット。
潮に乗ってスピードが出て来た。潮目に沿って播磨灘でも流れ物が多い。気をつけて航行する。
12時お昼の焼きソバを食べてお腹もふくれた。対地速度も上がり8,5ノットと成る。
風も少し出てジブを展開する。午後1時潮に乗って明石大橋下を通過する。
対地速度8,5〜9ノット。しばらく進むと東の航路ブイの辺りで消防艇が6艇出動してなにやら散布をしている。警戒船も居た。
そのまま進んで3時00分泉大津の赤灯台を右舷に見て入港です。
桟橋では、昨日帰ってきた、ほのぼの艇の河田さんと岡本さんに舫いを取ってもらう。
有難う。
写真提供は風来坊さん、海光丸さん。
此れでお盆のクルーズも終わりました。