今回のクルージングは以下の掲示板の呼びかけで始まりました。 |
[6840] お盆のクルーズは海亀の町へ
投稿者:ブルーシーガル 上田 投稿日:2005/08/02(Tue) 09:07 [返信]
皆さんお盆のクルージングの予定はお決まりですか?,
予定していない方はご一緒に日和佐港へ行きませんか、一昨日より時田さんや河田さんたちと話し合って居ましたが五月の連休にサクセスが日和佐に行った事が無いと言っていたので、今年は久しぶりに四国徳島の南に位置する日和佐港にと思っています、日和佐では8月13,14日は
「子がめ放流まつり」が行われます。 |
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サクセスの時田さんたちは12日の出航と言っていましたが、ブルーシーガルの出航予定は13日、現在シングルです、希望者が有れば同乗もOKです、同乗又は動向艇希望の方は掲示板に書きこんで下さい。
現在の同行艇はサクセス、のり姫、ほのぼの、ラピュター、丸田丸、トムゼリー、ファミリーの8艇の予定で、くじら丸も都合に拠ってはとの事です。
2爺丸は風来坊さん同乗で14日阿波踊りレース参加後の15日に奴隷船と日和佐入港予定です、
出航日時は各艇の自由として現地日和佐への集合は14日と15日にと考えています、ブルーシーガルとサクセスは日和佐に14,15日の二日滞在予定です。 運がよければ海亀の産卵に出会うかもしれません、以前私は出会っています。 会費無し、行きも帰りも各艇の自由で現地での行動も食事も各艇でお願いします。 千羽海岸まで徒歩で15〜20分,千羽温泉まで約15分、自転車を積んで行くと便利です、
連絡用にブルーシーガルはマリンVHS 72チャンネル及びアマチュア無線430 2,22 常時ワッチしています、呼び出し符号はJK3DUMです。
13日の友ヶ島水道の潮は02,56〜南流〜止りは10,05分、泉大津より友水まで約27マイル、 ブルーシーガルは13日の泉大津出航時間は06,00です、友水の北流までに 抜けられます「6ノット」で走るとして、
13日、和歌山方杭泊、14日、日和佐、15日、日和佐滞在 16日、洲本又はサントピア?, 17日泉大津着の予定です。 4泊5日の予定です。あくまでも予定です天候によって変更が有ります。 約5,5マイル南側に無人島牟岐大島の美しい海岸が有ります。
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泉大津〜方杭港約46マイル。 2 方杭港〜日和佐約28マイル。 3 日和佐〜洲本港約47マイル。 4
洲本港〜泉大津約27マイル。
日和佐町のHPです、一度覗いてください。
http://www.town.hiwasa.tokushima.jp/
帰りは洲本をやめて沼島に寄航するのも良いですね現地にて判断、 沼島の盆踊りは8月13日〜17日の5日間、昔は翌日の陽が昇るまで 踊り続けられていました、古い伝統のある盆踊りです。
http://www.torayatosen.ecnet.jp/newpage24.htm
牟岐大島です。
http://www.nhk.or.jp/sawayaka/mugi.html
マスト会メンバーは例年通り今年も沼島で釣り三昧です、4〜5艇の予定。
皆さんクルージング希望に付いて書き込んで下さい。
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という事で13日午前5時30分
6時の出航と言っていたのですが、港に行くと皆さんは昨夜より泊まり込み、少しでも早い方が潮に助けられると判断して30分早く出ることにしました。
ラピター、のり姫、ブルーシーガルの三艇での出航です。赤灯を左舷に回り込む時に大吉のオールウェザー鈴木さん夫妻が入港して来る。Uターンして付いて行くとのこと。ほのぼの艇は4時に出航したのでその後を追います。
サクセスは昨日、12日にウェルカムと一日先に方杭に行っています。
ブルーシーガルはエンジン回転2,500、対水速度6.5ノット、対地速度6ノットで進路240度で大阪湾の本流に乗るように進んで行きます。関空の沖を通過、その頃には潮の影響が無くなったのか艇速6.5ノット、対地速度6.5ノットと同じになりました。6時50分、ほのぼの艇、河田さんより電話。「今、淡輪沖通過中、潮に乗って対地速度が7ノットに上って来た」との事。此方も7時20分関空沖を過ぎる頃には対地速度も7.3ノットに上る。7時30分、VHFで「ファミリーとマンボウがクルーが集まらないので日和佐行きは断念し淡路島の仮屋に行く」と連絡あり、ご安航を祈る。
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加太の瀬戸 |
地の島 |
此方は本流に乗って友ヶ島水道を抜けるか加太瀬戸を抜けるか迷ったが、結局ラムラインの加太瀬戸に進路を取る。8時、対地速度7ノットに上がり、25分後の明神崎通過は更に7.6ノットに上って来た。加太瀬戸を通過し田倉の鼻で8.1ノットで進む。
9時10分、189度に変進後は対地速度は6.5ノットに落ちてきた。夏とはいえどんよりとした空模様で風も無く波も無く、紀州の山並みが霞んで見える。その後も同じエンジン回転で艇速も対地も同じく6.4ノットで進んで行く。有田沖通過10時35分、方杭に泊っていたウェルカムが淡路島の洲本に行くのと入れ違う。ご安航を祈り互いに声を掛け合う、
昨夜は方杭泊で今日淡路の洲本に向かうウエルカムの土屋夫妻
12時35分、方杭に到着しました。自艇のログメーターで46マイルでした。
続いてのり姫、ほのぼの、オールウェザー、ラピターと全艇到着です。先に停泊していた新西マリーナに係留している浅野さんの艇に声をかけて係留場所を譲ってもらいました。
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方杭崎に有る右防波堤を回ると港 |
のんびりと過ごして少し早めですが4時半頃にみちしお温泉に行く、以前にも書いた通り、入浴券定食付きで1,980円でOK、露天風呂にも入って極楽極楽。
上の写真の真ん中に写っている建物はみちしお温泉です。
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昨日丸ちゃんが電話にて仕事が入り自艇で出航できなくなったので同乗すると言ってきた。
今日丸ちゃんが午後の5時過ぎに電車で方杭に行くと言っていたが未だ姿が見えない。
のり姫の池永さんが発電機を積んできていたので、我が艇でエアコンが効く中で11時頃まで皆で二次会のワインパーティで話し込んでいましたが、音沙汰が無い。此処は携帯電話が圏外マークが付きっぱなしで陸の孤島です。
11時過ぎお開きとなり、各艇はお休みタイム。私もうつうつと眠り込んで1時頃トイレに立つ。再び眠り込んでいるとイビキが聞こえる、時計を見ると4時頃、何時着いたのか丸ちゃんがメインキャビンでイビキをかいてお寝んねしていた。朝聞くと1時過ぎ到着。タクシーで港まで来たと言っていました。 |
14日午前5時45分に出航する
進路245度エンジン回転2,500、艇速6.7ノット、対地速度7.3ノット風は北よりで見かけで7.2ノットで吹いているジブを展開すると、少し艇速が上がり7.5ノットとなる。
今日も昨日に続いて屋形船の航行です。日和佐に同行する予定のオールウェザー鈴木さんの奥さんの体調が悪くなったので、此処から帰ると言う。ご安航を祈る。
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朝日を背に受けて方杭を後にする |
少し風が出てきた、ジブを開く |
7時15分、伊島が見える頃には風が落ちて艇速も落ちてきた。8時、伊島を右舷3時の方向に見る頃には、風も完全に落ちてジブを巻き込む。昨日より先行きしているサクセスの時田さん達はこれから電車で宍喰に行くと電話連絡してきました。
港入り口にある暗礁の灯台を右舷に見る。 何処からか解からないがペラの汚れが取れたのか。それともほんだわらでも巻きついていたのが取れたのか、同じ回転数でスピードが0.3〜4ノット上る。しばらくして日和佐の灯台が見えて来た。
港内に進むと防波堤で和歌山のフラッパー艇の田中さんが手を振りています、写真を撮って貰いました。
港では同じく和歌山のCoo中島さんが先に係留していて自艇の舫いを取ってもらいました。
ブルーシーガルは10時20分、日和佐港に到着。ログメーターは30.3マイルでした。その後各艇も順次到着す。
日和佐 大浜海岸 |
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子がめ放流祭りのイベント
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子かめと |
親亀 |
夏休みなので親子で、子がめ放流を見ようと、10時半ばより大集合。この静かな町の大イベント。
私たちも、のり姫の皆さんと中島さんも加わって、子がめ放流まつりのイベントを見学しに大浜海岸に行って来ました。11時を合図に、小さな海亀の子供が大海原に乗り出していきます。元気で大人になって帰ってくるのは何匹でしょうね。小さな子がめは迷うことなく、波打ち際を目指して進んで行きます、「オーィげんきでな〜」と声をかけたい心境になります。今日は百匹の放流といっていました。
大浜海岸を後に、丁度昼時なので薬王寺の筋向いにあるセルフのお店の讃岐うどんを食べに行く。一杯380円也の安い昼食です。
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薬王寺の瑜祇塔(ゆぎとう)
千羽温泉の向かい側に「日和佐道の駅」が出来ている。土産物売り場や足湯がある。
時間つぶしに散策をして、しばらく足湯に浸かっていると気持ちが良い。
河田観光の交渉で夕食の予約も出来て、一旦艇に帰ってしばし休憩。
日和佐には海亀博物館や四国88ヶ所第23番礼所薬王寺もあり、港の反対側の小高い山の上には日和佐城もあり、見る所も沢山有りますが、以前何度か見学しましたので今回はパスしました。 |
露天温泉で貸切状態
しばらくして新西ヨットハーバーに係留しているミリオンの堀田さん達が来た。今朝、牟岐大島で遊んできたとのことです。4時ごろに明日仕事なのでと、Cooさんが出航する。全員で千羽温泉に行く。この温泉は硫黄の温泉で館内入ると硫黄の匂いがする。一人500円也。汗を流しました。
豪華な夕食麦飯御前
千羽温泉の向かいにある日和佐建設会館内にある料理旅館で夕食、麦飯御前で盛り上る。飲んで食って一人3,000円也。残ったおかずと麦飯をタッパーに包んで持ち帰る。後は丸ちゃんの仕事となる。 夜11時頃、ミリオンが 方杭に向けて出航して行きました。ご安航を祈る。
15日午前9時出航
出航に先駆けて、丸ちゃんが昨日の麦飯を利用して入れ粥を作る。おかずも昨夜の残り物ですが皆さん満腹、茶粥が美味しく焚けていました。満腹になって全艇そろって舫いを解く。
我が艇は今日もエンジン回転2,500、艇速6.7ノット、対地速度6.6ノット、ほぼイーブン。
天気は晴れ、南の風見かけで7ノット、進路71度伊島の東よりに進路を取る。
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日和佐を後に洲本に向かう |
11時40分、徳島方面に黒い雲。空けていたハッチを閉めて3分もしないうちに降り出してきた。風もきつくなり、見る見るうちに35ノットの風が吹き出した。伊島横を通過した頃、サクセスより電話伊島に避難するとのこと。我々もエンジンを2,800回転に上げても対地速度は2.5ノットしか走れない。ブローで40ノットオーバーの風、日除けのテントがバタバタと大きな音を出して、今にも飛び散りそうだ。キャノピーを飛び越えてスプレーが飛び込んでくる。大きな波でボトムを叩く。全身ずぶ濡れです。
そんな中オートヘルムが文句も言わずに頑張っています。12時30分少し風が治まったようだ。それでも25ノットで吹いている。ジブを半分ほど展開する。一気に速力が上った。対地速度5.,5〜6ノット、そのままで友ヶ島水道に進んで行く。1時40分、雨が上ってきた。同じく風も治まってくる。2時45分、2爺丸よりVHFで呼んで来た。前線通過を待って先ほど徳島を出て沼島付近を航行中、洲本に向かっているとのことです。此方も水道まで10マイル手前ですと応える。
3時40分、潮に乗って対地速度が8.1ノットに上った。前を見ると二艇のヨットが走っている。おそらく2爺丸とキャンモアだろう。キャンモアは伊島よりの帰りだろう。4時10分、友水通過、対地速度8.7ノット、風が少し出てきて洲本到着5時5分でした。洲本では2爺丸とキャンモアが停泊していました、自艇のログメーター51.4マイルでした。
洲本も臨時のヨットハーバーと成りました
続いてのり姫が到着。ほのぼの、ラピターも到着。サクセスも伊島で避難していたが、その後低気圧も収まったため、先ほど出航したので到着は7時ごろの予定と連絡してきました。
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風来坊さんが漁師より貰ったスズキ |
母さんに無理を言って造ってもらう |
皆さんでお馴染みの東光湯に行く。今日は風来坊さんが、2爺丸で阿波踊りレースに行っての帰りがけに、馴染みの漁師さんに貰った大きなスズキと晋さんが釣ったサバを白梅食堂のお母さんに無理を言って捌いてもらっているので良い肴が出来ました。
白梅さんにお邪魔した人の名刺です。
お馴染みの白梅食堂での大宴会飲んで食って腹満腹
我々は風呂から上って、白梅へ遅れた組も先ず白梅へ、大人17人、子供1人の18人の大宴会。
飲んで食って満腹になり一人2,000円也。
港に帰ると各艇で二次会が始まっていました。
16日午前8時に出航する
今朝も洲本ターミナルで毎度の如くモーニングサービスで、コーヒータイム300円也。ゆっくり出航しようと言っていたが、低気圧が昼過ぎにやって来るという。それでは天気の変わらないうちにと予定より早く、2爺丸、のり姫、ほのぼの、ラピター、サクセス、ブルーシーガル、キャンモア、の7艇が舫いを解く。
天気は晴れ、今日は屋形船を撤去、北西の風12ノット、メインとジブを上げて機帆走で7.2ノット、エンジン回転2,200、対地速度も同じく7.2ノット。9時過ぎには逆潮に押されて対地速度は5.4ノットに落ちる。その頃には風も落ちて8ノットとなった。関空の沖辺りを過ぎた頃には潮も変わって艇速対地共6.5ノットになる。磯よりを見ると、2爺丸とのり姫が並んで走っている。
12時15分、泉大津の我が母港に帰って来ました。その後順次参加艇も無事帰ってきました。
我が艇のログメーター30.7マイルでした。参加された各艇の皆様お疲れ様でした。
風来坊さん、のり姫さんに写真提供してもらいました。 |
今年の三泊四日のお盆のクルージングも無事に事故も無く、トラブルも無く楽しく終わる事が出来ました、有難う御座いました。
座標方杭港 N33°56,274/ E135°04,520
日和佐 N33°33,43,43,3/E135°32,43,6
淡路洲本 N34°21,161/ E135°55,204
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