2001年7月1日より
ブルーシーガル九州周遊記掲示板より抜粋記録
その1》《その2《その3》

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[169] 九州周遊記について6, 投稿者:ブルーシーガル上田 投稿日:2001/08/04(Sat) 20:34

今日は港についてその3。

港情報は最後になります。

 長崎県平戸港、古くから潮待ち港として栄えキリシタン信仰の街、平戸瀬戸を南より入る大橋をくぐり、 水路中央の暗礁灯台を左舷に見て左舷より侵入する、入り口は小さいが中が広い、漁師の人がそこの桟橋が空いていると聞き、連絡船専用の桟橋、連絡船会社の許可をもらって横付けする、漁船の停泊している所も係留可、空いているが潮の満ち引きが大きいので付けにくい、水OK,ガソリンスタンド有り、港は中の上(フぇーリが入ると引き波が入る)

 壱岐藤本港、この港は大きな漁港、港内は三方に分かれている、その左横手に水路のような港も有る、私は正面の 若宮島行きの連絡船の一つ置いて隣の漁船の間に係留、ここは連絡船の係員の指導で停泊する、親切な人だった、水OK、ガソリンスタンド有り、バス停の横に公衆トイレ有り、町には店や有り、港上でした。

 新門司フぇーリ埠頭、何も無し、岸壁高く係船は無理、私は台船の兄ちゃんにお願いし横付けさせて貰った、ガソリンスタンド有り、サービス悪い、風呂無し、小型船ヨットの入る港ではない、港下の下でした。

 国東半島北側、姫島、ここの岸壁も高い大潮の時と重なって4メートルぐらいの満ち引き有り、小さなコンビに有り、ガソリンスタンド有り、港下でした。

 愛媛県岡村島、関前港、来島海峡の昔の潮待港、小さな港で分かりにくいが、村営のコンクリート製桟橋有り、無料、横付け停泊、ここの連絡船用と間違はないように係船する、ガソリンスタンド配達OK,水OK, ガソリンスタンドの兄ちゃん親切この上なし、ロイヤル石津ヨットクラブのフラッグ置いてきた、港上の上(横付け桟橋無料)

 香川県粟島港、ここは皆さんご承知の方も多いと思いますが、以前より木製の桟橋有り、係留は私一艇だけだったので横付け係留、無料、河田氏の話では今後、有料になる可能性有り、水OK,ここも潮の満ち引きが大きく午後6時の引き潮に艇が座った、今のところ港上です。

次回は各地を廻った港、及び町の印象を記載します。 

追伸。
ビデオの件、五日日曜日の予定でしたが、金曜日の夜に完成し、現在コピー中、日曜日には数本出来上がりを持参いたします。 尚ビデオはVHSテープHGクラス一時間五十八分仕上がりました。
ホームビデオ風ではなく、参加人物を排して紀行風に仕上がっています。

ブルーシーガル 上田、
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[173] 九州周遊記について7, 投稿者:ブルーシーガル上田 投稿日:2001/08/05(Sun) 22:10

各地を廻った港、及び町の印象1。 

 日和佐町は徳島県の南の端に位置し、ウミガメの産卵地として有名であり、私が以前クルージングによった際に丁度産卵があり、ウミガメが上がり産卵が始まると、港の前の小高い山の頂上にある、お城を照らしている電灯が青色に変わり皆に知らせる仕組になっています、この時は運良く産卵を見てまいりました。港に入ると正面に、四国八十八ヶ所二十三番札所、薬王寺の塔が先ず目に入ります、このお寺は大きなお寺で長い石段の参道には何故か一円玉が数多く置かれています。
 大阪湾よりクルージングコースとしては沼島一泊、日和佐、帰りは伊島そんなコースは如何ですか。
 限定沿海で行けます。

 土佐、室津、この町は漁師の町で大きな港です町は中ぐらいかなーと思いますこれといって見るところも有りませんが綺麗な砂浜で海水浴が出来ます、ここにも四国八十八ヶ所霊場、第二十五番津照寺と言うのが有り、ここは舵取り地蔵菩薩が祭られていました。

 高知県中村下田港、四万十川はあまりにも有名ですが、川下は大和川とかわらない、この町は、町に似合わない大きな車のキャンプ場有り、小高い山の上で景色は良い、道も広いし、新しく良く整備がされていた、設備もかなりコインランドリーも有り広広としている、車でアウトドア―に興味のある方は一度尋ねるもよし。

 土佐清水港、この町は大きな町で、賑わいは、私たちの住んでいる所とあまり代わらない、ただ違うのは漁業の町らしく、魚の専門店やみやげ物店もあり、昔は活気に溢れていただろうと思う。

 宮崎県門川港、この辺で言うと丁度仮屋か浦漁港を一回り大きくしたような港ですが、町は仮屋よりも広広としている、人口は同じぐらいだろうが道路の整備は抜群で広い道には車も少なく広広としていた。町営の総合設備のされた建物も新しく鉄分の含んだ露天風呂や食堂の施設も有り利用金も安い、五年前に温泉を掘り当てて建設されたと聞かされた、とにかく道は新しく広い。

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[175] 九州周遊記について8, 投稿者:ブルーシーガル上田 投稿日:2001/08/06(Mon) 23:13

各地を廻った港、及び町の印象2。

 宮崎サンマリーナ―、新しく出来た宮崎のマリーナ―です、海上係留は5〜60艇ぐらいの小さなマリーナ―で陸置 きの方は数置けるのではないかと思われます、県か市かは分かりませんがこのマリーナを含んで公園とその他の施 設を整備し宮崎で始めての公営マリーナ―だそうです、公園その他の整備費用は三十億円とも言われています、
 レース前日は雨のため町には出かけずじまいで詳しい事は分かりませんが、宮崎港フェリー埠頭の北側に位置します、ヨットクラブも結成されつつ有るらしいが、名前も会長も現時点で決まっておりませんでした。
 オーシャンドリームランド、と言うのが有ります、ギネス認定世界最大のウォータパーク、と言う見出しです、泉大津のヨットクラブの伊藤さんが行ってきました、とにかく大きな波が人工的に造ってあるらしいです、いろんなテーマが有るらしいです、詳しくは伊東まで。

 鹿児島県内之浦港、小さな町で、ファミリーショップ松屋というのが有り、電車が無く、バスが運行している、町のは擦れにコスモピタ内之浦があり温泉と食事が出来ます、宿泊は\7,300円からOK,位置は志布志港の西側に位置します。町は静かで橋にはロケットの型をした欄干が有り、山の上には、、鹿児島宇宙空間観測所やロケットセンターが有ります。

 種子島鉄砲伝来で有名な島、西之表市立、種子島開発総合センター(鉄砲館)と言うのが有り、ここを尋ねると当時の鉄砲伝来が分かります(ビデオに収録)鉄砲伝来は天分12年8月25日種子島南端、門倉崎にポルトガル人を乗せた一隻の明国船が漂着した、のが始まりだそうです、その後大阪の堺、滋賀県の国友へとつたわった。種子島はとにかく、北より南に細長い島で南の端の東よりに種子島宇宙センターがある、島の宣伝文句は、ここは楽園のベース、東シナ海と太平洋を東西に受けて日本の歴史とロマンが今に息づく種子島。・・・・・と有ります。

ブルーシーガル 上田
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[179] 九州周遊記について9, 投稿者:ブルーシーガル上田 投稿日:2001/08/07(Tue) 23:17

各地を廻った港、及び町の印象3。
 
 屋久島。屋久島は屋久杉であまりにも有名です、皆様の中には良く知っている方も居られるでしょうが、私なりの印象をお届けいたします。
 世界自然遺産登録地、屋久島へようこそ。と言う看板が目に付く、縄文杉を頂点とする豊かな生命力のあふれる自然がある屋久島。キャッチフレーズ。
 面白いのは平内海中温泉、ホームページに乗せました写真参照、です、紀元杉、屋久杉ランド、仏陀杉、三代杉、弥生杉、白谷雲水峡、縄文杉、ガジュマル園、いなか浜、数え上げれば切りが無い、とにかく杉と林と、水と滝、山の上には何時も雲が漂っている、晴れていると思うと時雨が来る、これらはビデオに収録、漁はトビウオ漁が盛んです、温泉も豊富に有ります、島周りをするにはレンタ―カーだけです、
 そんなこんなで二日居ました。

 枕崎市。この辺りでは大きな町、丁度泉大津ぐらいの町だろう、車で行かなくては成らないが、枕崎なぎさ温泉と言うのがある、大きな漁師町で港も大きく他所よりの出稼ぎ漁師も数多い、台場公園と言うのもあり、市立図書館もある、電車は指宿枕崎線と言う名前の電鉄会社が運行している、薩摩酒造文化資料館明治蔵と言うのがあり、見学をする、焼酎の仕込み、いも選別、さつまいも蒸し釜等を見学し、試飲コーナーては、幾種類もある焼酎が飲める、又地ビールも生産していて、これも試飲できる、面積では泉大津よりもはるかに広い。
 
 甑島は、上甑島、中甑島、下甑島、三つと小さな無人島の四つで甑島という。私の停泊したのは上甑島、
 里港と言う港だ、上と小さな無人島と中の三島が橋で繋がっていて上甑島里村である、下は一島で下甑島である、港の前には里村交流センター、(里村館)と言うのが有り、風呂(温泉 )及び食事、は別々にでもOK,宿泊は\8,760円よりと言う、洗濯もOK,武家屋敷後などを見て廻ったが建物は無く石垣のみであった、亀城跡も同じ、丹念に積まれた玉石垣がいにしえの世界へといざないます、長めの浜展望台と言うのが有り、そこより眺めると、細長い砂浜が見る事ができる。

 野母崎は長崎半島の南西の突端の町で野母崎岬と言う、水路を南に進むと港が見えてくる、港は大きい漁港だった、港では中学生がペーロン祭りの稽古の最中で一生懸命漕いでいた、ビデオに収録、比較的小さな町だが整いが良く私の会った、漁師さんも親切であった、町には店屋も数有り買い物は不便でない、これと言ってみて廻るところも無いが、港の裏側国道沿いの浜に出ると、脇崎海水浴場より華島に橋がかかり美しい眺めだ、そこは天草灘、村の東側にサザンパーク野母崎と言う(陽の岬温泉)が有ったが、私は村営の健康村ランドの温泉に浸かって、港町にあるすし屋で夕食をした、このすし屋は地元で取れる魚だけを使っていて、とても美味しかったここはお勧めです。


ブルーシーガル 上田
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[182] 九州周遊記について10, 投稿者:ブルーシーガル上田 投稿日:2001/08/08(Wed) 21:24

各地を廻った港、及び町の印象4。

 五島列島、宮崎県の西に位置する、五つの島から成る、私は中道島の奈良尾港に入港した、北より中道島、若松島 は橋で繋がっていて上五島と言う、その南は奈留島、久賀島、福江島、の五島で成っている、中道島の北側に小さいが飛行場もあり、町は小さいが整備されている、立派な橋が漁港と商業港の間に建設されていた、段段畑は元より、ひな壇的な家並みは海から見ると、ちょうど泉南の箱作りの住宅街の小型のように見える、港の前は公園になっていて小さな店屋もあった。

 ハウステンボスマリーナ―、ここは大村湾の北側に位置しテンボスの隣に有ります、桟橋は木製で淡輪や−北港のようなコンクリート製ではありません、約5〜55艇ぐらい係留をしていました、外国艇も長期の係留をしていた、ゲートをくぐるとハウステンボスに入れます、庭内はビデオで撮影しています、二日の係留費で\7,500円でした、毎夜小規模ですが花火が打ちあがっています、テンボスは航海日誌にも書きましたが、おっさんが行くところではない様に思います庭内にホテルが数有り一つの町に成っている、これ以外は海と山に囲まれていて一般の町に出るには車が必要です、見たところ今日の経済事情で経営も苦しいのではないかと思われます。

 平戸港この港のほかに対岸を含めると四港有り、平戸を訪ねるにはこの港が一番に思います、私は運良く連絡船の桟橋に係留させてもらいました、この連絡船はハウステンボスからの運航です、この町は古く歴史のある町らしく 、歴代松浦の城主が治めていた、史料多く残されている、五島と並び隠れキリシタンの発祥地で資料館にキリシタ ン信仰のマリア観音なども沢山展示しています、散策をすれば、オランダ井戸、聖ザビエル記念聖堂、オランダ商 館跡、平戸城、最教寺、ビデオに収録しています、、その他いろいろと見るところが有ります、城の天守閣より平戸瀬戸の眺めは絶景です、平戸海上ホテル観月館の露天風呂からの眺めも瀬戸の海水が手の届くほどの所に有り美しい眺めを見ながら入浴が出来ます、又家族湯の部屋が沢山有り奥さんや彼女と行くのには良い所のように思われます。

 
 壱岐、勝本港、この港はかなり大きな漁港であります、イカ釣り舟で一杯です、係留した隣の漁師にイカを貰いました、町は田舎町と言う風情ですが買い物は出来ます、道端に小屋がけをして、コインロッカーが沢山有りその中野菜類がビニール袋に入れてあり、コインを\300円を入れるて買ってゆける、無人の店屋さんもあります、タクシーは一台のみ、バスが二時間一本通っています、壱岐はこの勝本地区と湯本地区の二つから成っています、湯本には温泉も豊富で個人経営している露天温泉や村の経営の温泉も有ります、テーマ―パーク、ここではイルカと一緒に泳ごうと言うテーマで運営を行っています。

ブルーシーガル 上田

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[185] 九州周遊記について11, 投稿者:ブルーシーガル上田 投稿日:2001/08/09(Thu) 22:30

各地を廻った港、及び町の印象5。

 新門司港、この港はフェリー埠頭で大型のフェリー乗り場だけであり、その裏に一般艇の港があるが岸壁が高く小型船ヨットには不向きで使用出来ない、その奥にの川沿いに漁港があるが、漁船が一杯で入れない、私は仕方なく台船が係留していたので、その横に抱かせてもらって係留した、この港に着いて燃料補給をし、台船の兄ちゃんに風呂を尋ねたがこの町には無いとの事で台船のシャワーを使わせてもらったが、町まで行くには車で行かなくては成らない、フェリー乗り場に行っても自動販売機しかなく、今回のクルージングに寄った港では最悪の港であった。町は上陸をしていないのでわからない。

 姫島港、この島は国東半島の北に位置していて車海老の養殖で有名らしい、小さな島で岸壁も高く大潮と重なって係船には不向きな港である漁港は漁より養殖業の方は盛んだ、港で車海老の値段を聞くと一キロ\4,000円と言っていた、私は高いのか安いのか分からなかった、この港でローズの堀田さん達と合流した、彼らは別府に行く途中で 、別府到着後に堀田さんは飛行機で帰ると言っていた、タクシーは無く、堀田さんと二人でレンタル自転車を借っ て島の裏側にある、健康管理センター内にある温泉に行った、町には小さいながらにもコンビにも有り、海水浴場 も有り、温泉に行く途中で会った人は潮の引いた一時間ほどの間にバケツ一杯の、小さいがアワビを取っていた。

 岡村島、愛媛県越智郡関前村は岡村島、小大下島、大下島、の三つの島からなっていて、その内の岡村島、中ノ島、平羅島とが橋で繋がって隣の広島県豊田郡豊町の大長島と小長島、とも橋で繋がっている、これらの群島は来島海峡の西に位置して昔の潮待港として栄えた所らしく港は旧い岸壁で構成されている、その内の岡村島には村営の桟橋が設置していて誰でも係留は可能であり村営のコテージもある、景色は抜群に良く箱庭的な美しさがある、この島には食料も調達が出来ないし、まして飲食店も無いガソリンスタンドは港の前にある、連絡船の船着場には軽食店があるが午後六時には閉店となる。人は親切でスタンドの兄ちゃんに六時過ぎだというのに役所に連絡をして貰って、コテージを借る事が出来た、又鍵を持ってきてくれた役所の職員の女の人に宿泊料を支払ったがお釣りが無いので、明日の朝でも役所の泊まりの人に預けてほしいと言って領収証を先に渡された、私は早朝役所に寄ったが宿直の人が出てこなかったので、そのまま出航した、電話でコテージの鍵と宿泊料を送ろうと自宅に連絡し、金額はすぐに送金したが鍵は持っていたので帰り次第すぐに送る事にした、こんなのん気なと言うと怒られるかもしれないが、人情味のある島は少ないと思う、又兄ちゃんに軽四のトラックを無料でお借りした。
 感謝感謝。

 愛媛県粟島、この島は泉大津ヨットクラブの皆さまは、とっくにご承知と思いますが、ラポールと言う昔の海洋学校の跡に出来た展示場と簡易ホテルの施設が一体となり第三セクターで運営している、(ルポール粟島記念公園)三年前に泉大津ヨットクラブの河田氏がクルージング委員長をしていた時にお世話になり、その当時は泊まりの外 、風呂はOK,で食事も出来ましたが、現在は支配人も代わり風呂はだめ、食事もだめ、泊まり客のみと言うそうで す、それでも予約が必要で飛び込みはおことわり、と言う、桟橋のみは係留無料で使わせてもらいましたが、河田氏によると今後使用利用も居るかも知らないとの事です、海水浴場はう係留場所の浦浜にありキャンプも出来ます。 

ブルーシーガル 上田

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[189] 九州周遊記について12。 投稿者:ブルーシーガル上田 投稿日:2001/08/10(Fri) 21:44

周遊記最終回。
 
 今回、九州一周を無事に終わる事が出来ましたのも皆様の支援の賜物と思います、ある人は電話で台風情報を、又九州の集中降雨情報や気象情報をお知らせ頂きまし。
 私は元来去る者は追わず来る者は拒まず、人は、人の世話にならずに生きて行く事は不可能で有ると思っています 。ヨットと言う物は、一人でも遊べるし、大勢でも遊ぶ事が出来きます、他のスポーツのように人数が決まってい ません、クルージングにレースに、魚つりに、酒盛りの場所としても、それは自由に出来ます、ただ自然を相手の 遊びですので、子供でも女の人でもまして老人にも自然は手加減をしてくれません、私がヨットを始めた当時に、 有る人は、ヨット乗りは豚の神経とカナリヤの神経を持つのが良いと言った言葉を今でも思い出します。
 私は自分では元来他力本願で、自分より物事を計画して、一つ一つ積み上げてゆく自力は無く、何故かこうしたい んやがと、誰かに言うと知らず知らずのうちに誰かが力を貸してくれていたり、それやったら、こないしたら良い とか、何時の間にか自力ではなく他力で物事が出来てしまうようなところがあります。
 今回も昨年の艇の中間検査の折に、九州の方に行きたいなー、と言うと、丁度検査やし変えとけやー何時でも行け るデーと、沿海用のセットを用意して、これ使えと借り受け、今年の四月過ぎにクラブのK氏に七月に宮崎マリー ナ―のオープンレースがあり、行くんやったらそれに合わせたらどうやー、舵に出てたデーと、インターネットで データ―を取り寄せて持って来てくれたり、私のしらない所でお献立が始まっていた。
 そうやなー、そうしょうかと、七月に決める、家内に七月に九州一周してくると、言うと、まー元気なうちに行け るんやったらいっときや―と、許可をもらい、マリオもうちもレースは行くよ、宮崎まで同行すると決まる、レー スには三人以上の乗員と決まっているので、私はシングルなので無理やなー思っていたら、、等クラブのU氏とI氏 が乗りに行くよー、と言われて、ほんならレースの申請しとこかーと、なんじやかんじゃの内に決まってしまいま した。六月の中旬に艇を上架し皆に船底塗装を手伝ってもらい、等クラブのE氏よりGPSカードや海図をお借りでき 、パソコン積んで行くと便利やデーと言われて、そうか便利ええかと、使い方も分からない素人に、ロイヤルの大 儀さんがホームページを早速作ってくれるし、息子にパソコンの猛特訓を受けて、準備OK。
 処が宮崎より申し込みが締め切りましたと、FAXが来る、そんなあほな、締め切りは六月の十日やろ、それまでに金額添えて申請したではないですか、たのんまっさー、と頼み込んでOK,となる。
 出航の前々日には、幼馴染の友人がお前の顔ちょっとま見られんな―と送別会をしてもらい、出航当日の前日の夜よりマスト会の皆さん始めクラブの人たちが集まって出航間際まで盛大な送別会をしてもらい、又いろいろと此れ を持って行け、此れも持って行けといろんな物を頂いて、兵士の出征式のような歓迎を受け、他力本願この上なし の歓迎に、ここに改めて御礼申し上げます。

  当初より一日八時間動労で行く事にしていて、何処と何処に寄ろうとかは決めずに行ってきました、しかし今思うと二三箇所は決めていた方が良かったのでは無いかとも思います、陸からは九州は三度ほど行っていますので、今回は海からであり、陸から今まで行って見て来ていない、素朴さと人情と、その町の人たちの暮らし ぶり、観光地でない町の風情なぞが、いろいろと勉強が出来た事が、良かったように思います、観光地は陸より行 っていましたので、そう思うのかもしれません。

  とにかく天候に恵まれて、予備日を消化せずに帰ってきて、此れやったらもう二三日あそことあそこえ寄ればよかったなーとも思いますが、此れも日和が悪く足止めを食らえば、同じコースで帰ってきたかもしれません。
 今後、中期、長期、のクルージングに行かれる方は夏に行かれる場合は私のように早朝に出て早めに入港し、町を探索するのが良いでしょう、それから暑い艇の中での夕食作りは汗まみれと成ります、夕食は外食にするのが一番、そうする事でその土地の美味い物も食べられます、大して金額は変わらないと思います、自分で作るとあれ もこれもといらない物まで買い込んで結局無駄になります。それと暑くて眠れない時用に12ボルトの扇風機バッテ リーが持っての話ですが、タイマーなどを付ければ、2,3時間廻ればよいと思いました、クーラーは最高ですが自 艇では付きません、岸壁が高いと潮の引いた時などは堤防に風がさえぎられて風があっても艇の中には入りません 、其のてん横付けの桟橋は潮の満ち引きに関係が無いので風もそれなりに入りますが、一度クーラーの有る部屋で 寝ると艇で寝る事が出来なくなりました。
 長期クルージングは金の贅沢ではなく、時間の贅沢をさせて頂きました、此れも皆さまのご協力と、健康で居るか らだと感謝しています。

 此れにて九州周遊記の航海記録は終わります長らく皆さまご支援有難う御座いました。(航海ビデオ好評のようで有難う御座います、現在も注文承っております)

追伸
 今後はこのページを使いブルーシーガルの運航記などを書き込んで行きます、
 今後ともよろしくお願いします。

ブルーシーガル 上田
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